開業したものの
2025年5月7日で10周年を迎えます。
今はその振り返りをしています。
前回のブログはこちら
保険は?保険!
前回のブログでも触れた内覧会。
非常に多くの方にご来院を頂きました。
今でもすごく感謝しています。
その内覧会で一番言われた質問。
これはなんだと思いますか?
症状のことでしょうか?
それもあります。
実は一番言われたのは「保険は?保険!」です。
つまり、健康保険を使っての治療はできないのか?という問いです。
それには本当に面をくらいました。
なぜなら今まで名古屋で働いてきて言われたことが無かったですし、僕自身が保険に対する知識もなかったのでまさに見えないところからパンチが飛んできた感じです。
その時、仮説を立てたのは、「まだこの地域には医療を自費で受ける文化がないのかもしれない」というものでした。
ここから紆余曲折
当時やっていたのは刺さない鍼を使った経絡治療、器具を使ったカイロプラクティック+マッサージでした。
経絡治療は鍼なので完全自費か保険を使った混合的な治療をしていました。
対し、後者カイロプラクティック+マッサージは保険は使えないので自費のみでやっていました。
ただここで問題が発生します。
鍼灸の保険治療は医師の同意書が必要です。
同意書に医師がサインをしたもののみ保険が使えるという仕組みです。
ちなみに整形外科や接骨院に行って医師の同意書ってもらったことありますか??
このブログを読んでいる人はそんなことをしたことはないという人が多いでしょう。
そうなんです。
「同意書なんて貰ってくるとか聞いたことねぇぞ!」という人が割といたんです。
困った。
保険治療をバッサリと辞めました。
同時にそこから徐々に徐々に経絡治療はフェードアウト気味になりました。
個人的に脈診がよくわからないというのもありましたっちゃありました。
ほんの数人鍼灸の治療で残ることとなります。
そしてメインは器具を使ったカイロプラクティック+マッサージへと移行します。
2980円の参入
もみほぐしの値段は1分100円が主流でした。
しかし、今のリラくる(当時はりらく)がこの地域にもどんどん参入してきます。
勤務時代から思っていたことです。
もし仮にこの地域にも安いもみほぐし店が入ってきたら厳しいだろうなと。
どれだけ訴えても外からみたらよくわからないし、そこまで大差がなくなるだろう。
何よりもこういった店が独占するかも。結果は案の定です。
先にそう思っていた僕は21歳から始めたマッサージを手放す決断をしました。
治療で勝負をしよう。
器具を使ったカイロプラクティックと心身のアプローチに切り替えてやっていくこととなります。
ここからさらに壁にぶち当たります。
続編は苦労した話になります。
これまでのブログ
鍼灸院10年の足跡①~10年前の今頃の様子~
鍼灸院10年の足跡②~出発を告げた日~
鍼灸院10年の足跡③~ 鍼灸をやるために~
鍼灸院10年の足跡④~決断~
鍼灸院10年の足跡⑤~一割の世界に行く覚悟~
鍼灸院10年の足跡⑥~信用はゼロでも仲間がいる~
鍼灸院10年の足跡⑦~別れと水面下での動き~
鍼灸院10年の足跡⑧~いざ開業へ~
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