苦悩と併走への感謝と生まれたミッション
2025年5月7日で当院は10周年を迎えます
その振り返りをしています。
前回のブログはこちら。
技術を変えた後の変化
前回のブログでわからないの壁がベルリンの壁のように崩壊したとお伝えしました。
整動鍼を取り入れる前後では明らかに『いや、わからない…』が減ってきました。
その反面、『不思議』『来てよかったです』『すげぇ』というような反応が増えてきました。
立てた仮説は概ね合っていたのかもしれない。
立てた仮説⇩
・すぐ変わった感じが欲しい
・やられた感じが欲しい
整動鍼導入後起きたこと
・鍼一本で大きな変化が起きることが増えたこと。
仮にその一回で変わらなくても『??』とはなりにくくなりました。
・鍼はやられたことはなくても知っている方は多いです。
自分の身体に鍼という物質で『打たれた』という実感があることが患者さん的にやられた実感になってました。
そのアンマッチは克服され始めました。
※もちろん全員に添えているわけではありません。個人差はあります。
まだまだ続く苦戦
ここまで読むと順風満帆のように見えると思います。
2017年10月から始まった業績の悪化。
整動鍼を取り入れたことで解消されたかのように見える書き方をしている…そんな雰囲気はありますが実は業績が上がらない日々は2019年1月まで続きました。
治療での結果は出ているのにおかしい。
おかしいぞ!
そんな理想と現実とのギャップにイライラを募らせていた時に目にしたのがSNSで上がってきたSQ-salonの文字。
鍼灸師のオンラインサロンです。
このコミニュティでは様々なワークを通じて自己を見つめたり、他者との関わりを通じて成長をしていきます。
今でも関わりのある米倉まなさんとここで出会うわけです。
当時、自分の理想と現実とのギャップにイライラしており、時に外部に向けても牙を向けるくらい自分の正しさを持っていました。
本当に自分の治療に対してやりがいも自信も持っていたものの、うまくいかない。
むしろ、美容鍼をやっている人とか嫌いでした(失言)
手っ取り早く稼いでんじゃねぇぞみたいに思っていました。(相手の苦労も知らないくせに)
また湿布だけ出して、放置する整形外科にもイライラしていました。
それは自分の中で鍼灸とはこうあるべきだ!うらぁ!!という思いが強かったからです。
そんな時に「スギさん、ちょっとZOOMしましょうよ!」と声をかけてくれたのが今や超有名人である鋤柄先生。
今だから言えるんですがオンラインサロン内でも「なんでこの人にこんなこと言われないといかんのだ、稼いでるからって調子に乗んなよ。」という苛立ちがあったっちゃあったのでそれを察してくれたのでしょうか、声をかけてくれてすごく嬉しかったというかホッとしたのを覚えています。
色々話していく中で、「スギさんが一番スパークしてしまう瞬間ってなんですか??」という質問を受けました。
その時に、自分の心の奥底から泉が湧き出るように使命感、ミッション、will-can-mustのwillが出てきました。
使命感・ミッション・will
鍼って本当に髪の毛ほどの細さなんです。
お灸はそこらに生えてるようなよもぎなんです。
そんな道具を使った治療が人の人生を大きく変えてしまう瞬間に出会うことができています。
当院が人生の分岐点になり、その後明るい人生を歩む場所でありたい。
そして僕は鍼とお灸の世界で人生のターニングポイントを創り出す存在となる。
これが自分がしていきたいことであり、いち鍼灸師としての航海のミッションのようなものであると気づきました。
あの一つの質問で、自分が鍼灸師を志した大学3年生の夏まで遡り、たどり着きました。
今でもそれが自院の理念であり、ブレることが無い軸です。
現実にご自身の夢を叶えられている方に多く出会えたのも鍼灸を軸にしたからであると思います。
夜明け
ミッションと言いますか使命感と言いますかwillと言いますかそういった目的が出てきた瞬間。
2019年2月に2017年10月から続いた赤字を脱却することができました。
今でも不思議な体験です。
ちなみに過去に預金残高マイナスをやったことがあります。
それも脱しました。
併走への感謝
整動鍼を学び始めてからは対応できることが非常に多くなりました。
技術面でも経営面でもいつも併走してくださった整動協会さんには感謝しかありません。
自分がなんのために鍼灸師になったのか、これからも鍼灸師としてどうあるか。
これを決めてくれたSQ-salonさんにも感謝しかありません。
その後、院は大きく変わっていくのでした。
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