心身一如
これは日々、臨床をしていても実感しています。
心理的な面や社会的な面が胃腸症状と関連するかどうか?
これは関連が深いと言えます。
なぜなら腸脳相関と言って腸と脳は相関関係があります。
過去のトラウマや生活でのストレスなど環境面、社会的な面、不安症など心理的な面。
そして腸の運動や知覚が相互に関係していると言えます。
つまり、環境面、社会面、心理的な面⇆腸の状態というように関連し合っているというわけです。
ご予約・ご相談お待ちしております。
結論から申し上げると機能性ディスペプシアで悩まれている患者さんは内臓知覚過敏を持っています。
つまりこういうことです。
・食物が胃や十二指腸に入ってきて伸びる。伸展刺激と呼びますが、健常者よりも胃や十二指腸が伸びて痛みを感じやすい
・腹部膨満感になりやすい
・寒冷刺激に敏感、つまり冷えた飲み物や食べ物で痛みやすい
・酸の刺激で健常者よりも嘔気を感じやすい
・胃や十二指腸に脂肪が入ると健常者よりも膨満感や不快感を感じやすい
このような研究結果があります。
機能性ディスペプシアと胃や十二指腸の知覚過敏は関連が深いと言えます。
※ガイドライン参照
ご予約・ご相談お待ちしております。
もう見出しで結論を言ってます。
機能性ディスペプシアと他の機能性消化管疾患。
つまり、病院で検査をするものの異常はない。
だけれども症状がある日が何日も何ヶ月も続くというお悩み。
例えば機能性ディスペプシアで悩まれている方の66.9%に過敏性腸症候群が併存しているという報告や、機能性ディスペプシアでも食後に違和感を訴えられる方は過敏性腸症候群の便秘型との合併が多いとされています。
また不安障害やうつ病、不眠が機能性ディスペプシアと過敏性腸症候群の合併に関わっていることも示されていて、その場合はより強く、日常生活に支障が出るとされています。
機能性ディスペプシアも過敏性腸症候群も鍼灸院の適応症になります。
ともに鍼灸治療でみることができるお悩みです。
ぜひご活用ください。
ご予約・ご相談お待ちしております。
当院は下痢や便秘、過敏性腸症候群で悩まれる方が多くいらっしゃいます。
そこでうんちを掘り下げていきたいと思います。
なぜならそこで健康状態がわかるからです。
ブリストルスケールとは国際的に共通して使用されている便性、つまり便の性状の指標です。
(所有している書籍より)
便の性状は7種類。
ブリストルスケールでは1~7までの段階があります。
上記の表
硬い便は1に近く、水っぽい便は7に近くなります。
3~5が正常であり、4が理想です。
この差はなんの差でしょうか?
ズバリ。水分です。
お腹の中に便が長くいればいるほど水分が吸収され、硬くなります。
対し、お腹の中で便が短いほど便は柔らかくなります。
水を吸ったスポンジを長く放置させれば吸っていた水は無くなっていきます。
これが便秘。
対して水を吸ったスポンジを短時間放置であればまだ水をたくさん含んでいます。
これが下痢です。
どちらにせよ。
正常に腸が機能することが大切です。
正常に機能させるのを目的に鍼をしていくので下痢や便秘、過敏性腸症候群が楽になることが多いです。
ご予約・ご相談お待ちしております。