発祥の地へ
開業して10年を間も無く迎えるわけですが、僕の売っているものは治療技術です。
その治療技術は開業当初と現在とでは異なります。
2015年に開業し、順風満帆かと思いきや2018年まではなかなか厳しい状況が続きました。
車でいうエンジンを変えないと何も変わらないと言う思いで、2018年5月に整動鍼®︎セミナーに参加しました。
そこから技術はブレず、整動鍼で日々患者さんに向き合っております。
先日、その整動鍼が生まれた場所であり、今もこの瞬間もツボが生まれ続けている養気院さんに行ってきました。
この養気院さんがなければ今の僕もいないわけです。
整動鍼を学び始めてからいきたいと思っていた場所。
それが養気院さんです。
なぜなら整動鍼を学び始めるまで僕はあまり業績が芳しくなかったのですがそれを「地域性」という言葉に身を包みながら、ある時は盾にしながら「この地域でやってるからダメなんだ!」と他責思考に陥っていました。
整動鍼を学んでからもうまくいっている先生やキラキラしている先生はいい立地でやってて、自分はハンデを抱えている状態で経営をしているなんて思っていました。
そんなある日、Googleマップで「養気院」を調べました。
すると。
どこかで見たような田園風景の写真がネット上にたくさんあがっていました。
その時、地域性を盾にしていた自分の甘さを感じたと共に、自分もこの地域で充分やっていけると言う明るい未来が見えてきました。
実際に足を運んでみたもの
スカイツリー、アサヒビール、浅草寺など知る人ぞ知るThe日本である浅草からりょうもう号に乗って群馬県を目指します。
電車に揺られること2時間ほど。
群馬県の車窓。
地元にすごく酷似した風景が広がっていました。
境町駅という駅からタクシーに乗り、ついに着きました。
養気院さんです。
北欧を思わせる建物。
信じられないだろこれ。
鍼灸院なんだぜ。
写真左下に見える水道のデザインがアルプスの少女ハイジに出てきそうな感じで細部へのこだわりを感じました。
ここからもう非日常の体験が始まっているんですね。
養気院の前の風景です。
もう院の周辺は私の住むあま市よりものどかな田園風景です。
旧立田村に近い雰囲気でした。
それでも20年以上たくさんの方に支持されている養気院さん。
さまざまな工夫が施されており、備品ひとつとっても落ち着ける空間へのこだわり。
動線の工夫。
何よりも一番はスターバックスが最高のコーヒーを追いかけるように、日々、研鑽され続ける技術、ツボへのこだわりです。
どこにいようとも我々鍼灸師が対峙するのは人です。
その人にとって快適かつ安全かつ、求めているものに応えることをし続ける。
これが巷に溢れる小手先のテクニックでは到底届かない、とんでもないところにいける一番の近道なのかなと思いました。
もうすぐ、僕も10年です。
その節目にこの場所に来ることができて本当によかったです。
有意義な1日をありがとうございました。
僕もさらに頑張ります。
ご予約・ご相談お待ちしております。