まさか今日も雪かきからのスタートです。
さて、昨日あったお話です。
色々と考えることがあったので書かせていただきます。
ただの僕が徒然なるままに書いたお話だと思って頂ければ大丈夫です。
色々と個人名、所属は伏せさせて頂きます。
10代女性 バスケットボール
1月25日(木)初診
予約時に親御さんからこどもが腰を痛めたのですが大丈夫ですか?と連絡が入る。
病院には行ったようですが当院で一度見させて頂くことに。
【ことの経緯】
1月9日(火)
部活中に腰を大きく反るようなことがあった。
その時ぐぎっとなった感覚。
1月21日(日)
ゲーム中に腰を痛打。
ちなみに9(日)からその日まで良かったり悪かったり。
1月24日(水)
整形外科受診 レントゲン撮影
※写真は僕の腰
医師『レントゲンを撮りましたが骨には異常がありません。しかし、ここ(第一腰椎)が炎症していて、つぶれていて、神経に当たっているのがわかります。』
医師『発症から2週間経っているので薬ではなくて湿布を出しておきます。』
この時点で親御さんはヘルニアを宣告されたと思い、不安に感じた模様。
10代の女性とその親御さんは今後の方針などなどこの医師からみえてこなかったとのこと。
なぜ湿布なのか、神経の当たりは湿布で収まるのか。
「今後どうなるんですか?」と親御さん。
医師『まぁ、それでもよくなければ次はMRIを撮りましょう。』
とりあえずその日の病院は終了。
翌日当院に来たという流れです。
ん~。
相当患者さんとご家族は不安です。
色々と疑問もわきます。
・レントゲンで炎症は白っぽくなるので理解できる。
しかし、(多分椎間板が)つぶれているのが分かり、それが神経に触れているのが分かるのか?
神経がみえたのか?
この時点で患者さんの親御さんはヘルニアを宣告されたと思ってしまっています。
ちなみに部活の顧問の先生も「レントゲンでヘルニアとか分からないでしょう」と言っていたとのこと。
そう、この部活の顧問の先生が言うように分からない。
神経はレントゲンでは見えないのでそのような話には必然的にならない。
仮に骨と骨との間が狭かったとしても椎間板がはみ出ていることも分からない。
・なぜ薬はダメで湿布が2週間経ったらよいのか?(これは別に僕はどちらも・・・)
・極めつけは良くならなかったらMRIを撮りましょう。
ここが一番引っかかりました。
この話の流れでは最初のレントゲンで神経に触れているのとか分かっているわけです。(いや、本当は分からんけどな。)
その場合のMRIの意図は??
例えば、内科系の疾患で様子を診てみて別の検査ないし別の治療に切り替えましょうならわかります。
不安ならMRIなのか。。。
どこかで不安ならCT撮りましょうか?というお話を聞いたことがあるけれどそういうおまじないで画像を撮るという意図なのだろうか?
ここで患者さんと共感できたのはこの話には矛盾が多いということ。
【当院で行ったこと】
痛みの種類的なお話。
神経に触れていても痛みの原因ではないという事のお話。
問診で楽しい部活のお話。
アクティベータメソッドと刺さない鍼でのアプローチ。
痛みのスケールは8→1にまで下降。
そして笑顔がこの親子2人に戻った。
題名が【医師診断に対して想ふ】ことなのですが。
何か残念だなぁという印象です。
僕自身昨年交通事故をもらい、整形外科を受診しました。
身分をふせて受診したのですがこう言われました。
『医師のいないところには行かないでください。』
『接骨院とか治療院はなにをされるか分からないんでダメです。』
幸い、信頼ができるあま市のすずき接骨院さんに信頼が出来るハナミズキスポーツ整形外科クリニックの先生を紹介して頂き、そう僕に言ってきた整形外科から転院ができたからよかったんですが。
今回の当院にいらした方の件もそうですが僕もすごく不安になった経験があります。
改めて何か残念だなぁという印象です。
※ちなみに僕は今まで何度も病気をして、腎臓病を患ったこともありお医者さんにはすごく助けて頂きました。
今があるのはお医者さんのおかげですので別に医師という職業を否定はしていませんのであしからず。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
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