今日は集中力についてお話をしたいと思います。
『っしゃ~!
図書館開館からノンストップで勉強してやる!!』
といって意気込むとしましょう。
問題:集中力はどれくらい持つのでしょうか?
結論:30分~90分ほどしか持たないとされています。
よって図書館開館から閉館までノンストップな勉強は非常に非効率的であるといえます。
これは脳波のお話になります。
脳波には周波数によってδ(デルタ波)、Θ(シータ波)、β(ベータ波)、α(アルファ波)などがあります。
その中でも集中している時はβ波が一番多く出ます。
集中力がある人はβ波が強く出る傾向にあります。
集中している時はそのβ波は一定の場所から動かないけれど集中していないときは脳波があちこち分散している。
脳波も人も集中していないときは落ちつきがないですね。
また、集中している時は脳の機能はフル回転していないんです。
実は必要な部分のみ稼動して他の部分の働きは抑えられており、他を休息させ必要な部分のみエネルギーを使っているので集中ができているわけです。
そしてリラックスしている時にでるα波は集中している時にも出ます。
よって人が集中している時はリラックスしている時と同じ状態をさし、
程よくリラックスしている状態は物事に集中しやすく、かつ能力が発揮しやすい状態でもあるわけです。
例えばスポーツでも、ゴルフでしたらプレーオフ。
緊迫した場面、『○○選手、笑顔が見られますね~。』なんて言われている人ほど優勝したりするのはそういう理由かもしれません。
それは最大に集中している状態といえます。
集中には絶対的にリラックスが必要。
集中力を効果的に発揮するにはタイミングよく休息をとるという事が不可欠になってきます。
疲労は集中力を発揮することを妨げてしまいます。
実際に以前キックボクシングの選手をケアしていた時にケアを受けると質のいい練習ができるといわれたことがあります。
その場合は疲労が抜け、集中が高まり、質のいい練習につながったと言えるでしょう。
勉強もスポーツも仕事も身体をケアすれば疲労が抜け、集中を高める事が結果に繋がってきます。
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