女性では多いお悩みのひとつではないでしょうか?
排卵痛。
生理痛という言葉は聞いたことがある方も多いと思います。
CMでも『多い日の~』というのがありますからね。
実はそれとは違います。
すごく簡単に説明をします。
女性の身体は妊娠するための準備を毎月行っています。
生理は問題がなければ28日周期で訪れます。
その14日前に女性は排卵といって妊娠するための卵をぽんと出します。
その時に伴う痛みが排卵痛。痛くない人もいます。
そして受精が行われなければその妊娠のために準備したものを撤収するのが生理。
その撤収する時に出血がみられます。その時に痛むのが生理痛。痛くない人もいます。
今日はその排卵痛の症例を報告させていただきます。
<今回の患者さん>
30代女性 2児の母
<症状と来院動機>
生理前に排卵痛があるとのこと。
お聞きするとえぐられるようなイメージ。
お子さんをご出産されてから目立つようになった。
お子さんは8歳の方がいらっしゃるのでおおよそ8年×12ヶ月くらいの回数でお悩みだったのかもしれない。
ご来院のきっかけは僕の友人。
<施術経過>
初回
間もなく排卵がある、10月の下旬に差し掛かったころ。
お腹の状態を診させていただき、脚にある婦人科系のツボを使いお腹の反応を使い、緩めていく。
2回目
翌週に施術。
どうやら今回の排卵痛は強くあった模様。
しかし、その他の症状は割と楽だったとのこと。
前回同様にお腹の調子を診させていただき、脚にある婦人科系のツボを2つ使う。
様子を見させて頂くことに。
3回目
10日後に施術。
その間に生理がきた。
何と!
生理痛はかなり軽めだったとのこと。
今回はお腹の反応を見させていただき、気になる部分にアプローチ。
4回目
2週弱後に施術。
その2週後ですから排卵のタイミングである。
排卵痛はこの1ヶ月で10→1まで下降。
『あぁ、あったな。』くらいまでに違いがみられた。
<まとめ>
排卵痛という訴えであったが序盤からお腹の反応をみながら現象ベースで話を進めさせていただいた。
初回だけではまだ変化はみられなかったものの回を重ねていく事で半月で生理痛も緩やかになり、1ヶ月後には排卵痛も激減した。
ひとつひとつ現象に対して、反応に対応していけばおのずと体質的な変化もみられるといった症例であったと言える。
関節や筋肉のお話だけではなく女性のお悩みにも対応できるという鍼灸の強みを活かすことができて大変うれしく思う。
鍼灸の可能性は本当に大きいと思う今日この頃である。
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