音が聞こえるプロセス
当院は耳鼻科の耳鳴りや突発性難聴を専門分野のひとつとしています。
音が伝わるのは実は耳のみで捉えているわけではありません。
今日はそのプロセスをお話ししていきます。
音が聞こえる人は何不自由なく音が聞こえます。
実はこう言ったプロセスを踏んでいるんです。
伝音系
例えば音が鳴りました。
この図の左から右の順路に従って音は進んでいきます。
実はそれらを総動員しているんです。
音が鳴ると空気が振動します。
まず外耳と呼ばれる耳介(耳たぶ)と外耳道(耳の穴)から成る部分に音が運ばれます。
集音器みたいなイメージです。
触れる部位で馴染みはあるところです。
次に中耳と呼ばれる鼓膜がある部位に音が伝わり、耳小骨という小さい骨に伝わるとその振動は当初の30倍に増幅されます。
30倍ってすごいですね。
仮に大音量で聞いた音よりもさらに30倍ですからそれを受け止める人の体ってすごいです。
ここまでが音を”空気の振動”として伝える伝音系と呼ばれる過程です。
感音系
次に内耳と呼ばれる部位に到達。
その内耳にある蝸牛と呼ばれるカタツムリのような形をした器官で音の振動は電気的なエネルギーに変換されます。
その蝸牛の中にあるリンパ液が音の振動で揺れて、感覚細胞が変換します。
その後、聴神経、大脳の聴覚領域と伝わって初めて“音”として認識されます。
この内耳〜大脳までの過程を感音系と呼びます。
まとめ
これはスムーズに音が伝わるプロセスです。
実は耳で聞くというよりも最後は脳で感知していたんですね。
しかし、このプロセス全てで感じ取っているのも捉えられます。
例えばこのプロセスのどこかに不具合があると音が聞こえにくくなったり、耳鳴りがすることにつながります。
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