過去30年間のデータから考える
当院では耳鼻科症状である突発性難聴、耳鳴りを専門分野のひとつとしています。
ストレス社会と言われている昨今。
ストレスで難聴になると言われているもののそれだけしか考察の糸口はないのかな。
そんな問題提起をしたところデータを振り返ってみようと言うことで考えてみました。
厚生労働省の公式データからひもとく
厚生労働省がまとめた疾病分類編の患者調査です。
最新が2014年まででしたのでそこを最新としてそこから約30年の推移です。
この難聴は突発性難聴、老人性難聴、その他の難聴全てを含めたデータです。
結論から言えば増えています
データがある1987年→2014年までで2倍になっています。
特に増加が激しい2008年〜2011年は△32000人。
ついで増加が激しい1993年〜1996年は△14000人。
これは仮説ですがその背景には何があったかを考えました。
前者は東日本大震災、スマートフォンが開花期を迎えるなどが大きな出来事としてはありました。
後者はその間に阪神大震災、地下鉄サリン事件、金融機関の破綻が相次いだ、ウィンドウズ95などがありました。
心理的にストレスがかかる出来事やPC社会やスマホに突入し生活スタイルが変わってきたことなど社会的な背景と難聴は大きな関係性があるのではないかと私は考えます。
今後
では2014年にかけて少し減っているがこれからも減っていくか?
このグラフが下降の一途をたどるかに関してはこれから高齢化も進むことやIT作業による頸部、肩部、顎関節への負担が増えるなどを考えると下降して落ち着いていくようなことはあまり考えにくいです。
まとめ
これからの時代も“適応”が大切です。
気持ちと体の関係性は密接です。
気持ちの余裕は体の余裕から生まれます。
何かあったらかかりつけの鍼灸院にかかる。
寝る前にお灸をプラスしてみるなどなど。
予防ができるあなたのホッと休まる居場所が必要かもしれません。
施術のお問い合わせはこちら
フルミチ鍼灸院
愛知県あま市古道長田451−1
052-770-4154
ご予約・ご相談お待ちしております。