何かノリで書いていたら「杉山先生のブログすごく参考になりますね~」と褒められてしまったのでシリーズも免許を取得した後のお話まで突入しました。
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の免許で大きな特徴といえば独立開業権があるというところです。
開業権つまり、開業することができる権利なので開業は義務ではありません。
開業は自分で税務署・保健所に届け出を出したものという定義にしておきましょうか。
僕が専門学校に入った時も前職の面接を受けた時も
『鍼灸の学校に行っても開業出来るのは2~3人。』と言われましたが、現実は全然違いました。
上記の税務署・保健所に届けを出して自分で業を成しているという定義に乗っ取れば僕の専門学校時代のクラスは2/3とまではいかないにしても半数以上は開業しています。
あまりその手の噂はあてにはなりません。
さて、晴れて国家試験に合格し、その後その人たちはどうなっていくのでしょうか?
働きます。
働き方は色々とあります。
○卒後、独立開業をする。
こういった例も珍しくはありません。経験は入学前、在学中に積んでいる人が多いですから全然ありえる話です。
決して無謀でもありません。
○就職をする。
国家試験に合格する前に面接に行っていた人もいました。
鍼灸マッサージ治療院、鍼灸接骨院、病院・クリニック、訪問鍼灸マッサージを専門でやっている治療院、リハビリ関係、スポーツトレーナー関連の会社、リラクゼーションサロン、美容関係など。
様々な就職先があります。
変にこだわらなければ求人票も多いのでどこかには入ることができます。
現在開業している僕からのいちアドバイスとしては。
◇自分がどういった形でやっていきたいのか?
◇どういった治療を目指し、何を勉強すべきなのか?
そういった事を明確にしておいた方がよいです。
就職をしたのは良いものの実際に入ってみたら違った。
とか
鍼灸がやりたいのに鍼灸をやっていなかった。
とか
スポーツ系や外傷を診たいのに来る患者さんがお年寄りばかりだった。
とか
その逆もありえます。
技術系のお仕事なので1人の人に技術を教えて、その人が辞めたとしたら、後任に技術を教えたとしても辞めた人の代わりにはなりにくいです。
そのため、その辞める人も悩んで悩みぬいてその決断をしたのに『裏切り者』『教え損』というレッテルを貼られてしまうことも珍しくはありません。(僕は今まで2つの職場で辞める際にそういった仕打ちを受けました)
なかなかこの業界の悪しき伝統ではあるかもしれませんが雇う側のプライドも出てくる場面です。
よって、就職する際はどんな治療をやっているか?ちゃんと給与は支払われるのか?などしっかりと下調べをする事をおすすめします。(僕はある職場で給与が20日遅れたことがありました。)
○進学
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の免許を取得後、柔道整復師などの専門学校に入学する人もいます。
僕の同期はカイロプラクティックの専門学校に入学しました。
このように免許を取得したのちは色んな方向に進まれる方が多いです。
生かし方は自分次第です。
とにかく勉強はいつまでも続く業界ですのでどんどん発見がありおもしろいですよ!!
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
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