スギヤマ治療院では刺さない鍼こと『てい鍼』を使っております。
てい鍼は正しく書くと鍉鍼と書きます。
実は鍼にはさまざまな種類があります。
古代の鍼を見ていきたいと思います。古代の鍼には砭石(へんせき)と呼ばれたように石であったり、『箴(しん)』の文字があるように竹鍼(たけばり)なども使用されていたと推察されます。
古代の文書、『黄帝内経霊枢(こうていだいけいれいすう)』「九鍼十二原篇」と呼ばれるものには当時使われていた様々な鍼を九という範疇に分類し記載されています。
古代の鍼の図
使用方法での分類
① 破る鍼・・・ざん鍼(漢字が出てきませんでした。図の一番上)・鋒鍼(ほうしん)・鈹鍼(ひしん)
② 刺入する鍼・・・員利鍼(えんりしん)・毫鍼(ごうしん)・長鍼(ちょうしん)・大鍼(だいしん)
③ 刺入しない鍼・・・円鍼(えんしん)・鍉鍼(ていしん)
このような鍼が古代から使われています。
刺入とは刺すこと。
②は刺す鍼、③は刺さない鍼です。
よく見る鍼灸の鍼は毫鍼です。
上の図では鋭利ですがスギヤマ治療院で使う鍉鍼は先端が丸い森本式てい鍼を使います。
恐くないです。
この鍼を的確にツボに接触するだけで脈の状態やお腹の状態が変わります。
何とも不思議ですね。
さて、このように鍼灸の鍼にも色んな種類があります。
遠く古代から伝わる治療法ぜひ体感してみてください。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
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