よくスギヤマ治療院のブログに『神経』という言葉が出てきます。
一般的に『神経質』とか『無神経』という言葉があるように耳には入ってくるワードです。
これは心当たりがある人もいるかもしれません。
例えば顔の片側だけがぴくぴく動く。これは顔面神経の麻痺。
肘をぶつけてビ~ンと響くのは尺骨神経を圧迫した結果起こるもの。
この神経はどこに繋がっていくのかというと皮膚の感覚や筋肉に繋がっていきます。
それはどちらかというと身体の末梢部分、つまり外に近い側です。
ではその逆、中心部分ではどこに繋がっていくかというと顔面神経は脳(のう)、尺骨神経は脊髄(せきずい)につながります。
脳や脊髄は神経ではないのかというとそういうわけではなく、神経の親玉です。
竹内修二先生の好きになる解剖学に分かりやすい図がありました。
竹内修二先生の著書より抜粋
昔懐かしのコードあり電話。
電話は自分の声をマイクに向かって話し、スピーカーから相手の声を聞きます。
その過程で電話局を経由します。
例えば蚊に刺されたとしましょう。
ちくっとしました。
どこかに虫がいる。あ、見つけた!!
叩きます。
この刺された皮膚には痛みを感じる感覚器があります。
それが電話のマイクです。
マイク(皮膚感覚器)で受けた音(ちくっとした痛み)は電話線(感覚を伝える知覚神経)を伝って左の電話局(脳)へ。
次に電話局では右の地方の電話局(脊髄)に伝え、スピーカー(筋肉)のある電話機に音を伝えます(脊髄と筋肉をつなぐ運動神経)。
蚊の例でいうとちくっというのを伝えるのが知覚神経、叩けと筋肉に指令を送るのが運動神経です。
スギヤマ治療院でやっているアクティベータ治療では上の例でいう電話局に対しての治療をします。
電話局にエラーが出ていれば神経関節の機能障害を生じ、感覚の違和感や筋骨格系の異常も生じてしまいます。
例えば動きが悪く、音が聞こえないからと言って原因が電話局なのにスピーカーを治していてもなかなかうまくはいきません。
アクティベータ治療はバキバキしたりせず非常に安全かつ効果が高い治療法です。
ぜひ一度お試しくださいませ。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
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