題名だけ見ると何のことかよく分からないところではあります。
これは治療を行った際に思う人もいるのではないかと思います。
僕は言われたことがありません。
治療を行う際に最初の状態と最後こうなったら終了という理想の状態があります。
掃除で言えば散らかった状態から整った状態となりますかね。
検査し、治療し、検査し・・・
その都度、その都度確認し実行していきます。
検査というのは『相手の体に聞く』わけです。
要は『ここを治してほしい。』という相手の声を引き出すわけです。
アクティベータ治療だったら足の長さをみたり、
鍼灸の治療だったらツボを探り、脈など身体の変化をみます。
そこで良い方向に変化があれば治療をしていきます。
その検査と治療を繰り返し、理想の形になったら終了です。
それは人の状態にもよります。
短時間で終わる人もいればやや長めになる人もいます。
それはその人の状態によります。
治す箇所が少なければ短時間で終わりますし、治す箇所が多ければ比較的時間はかかります。
治療はリラクゼーションマッサージとは違います。
リラクゼーションマッサージの場合はたくさん時間をかければやれることも多く満足感も得られるでしょう。
それはそれでいいと思います。
しかし、治療の場合は異なります。
必要な部分に必要な分量を行います。
アクティベータ治療も鍼灸治療も。
○いつ治療するのか?
○どこを治療するのか?
○いつ治療しないのか??
この原則に乗ってます。
では、西洋医学の場合どうでしょうか??
医師が診断します。
薬局で薬をもらいます。
『先生、診断の時間が短くて満足できません。』
『先生、薬の量が足りません。もっと一回の投薬をどんぶり一杯に!』
とはならないですよね?
それと同じです。
『もう終わりですか?』に対する答え、
『はい、終わりです。あなたの身体が終わりを教えてくれました。』となります。
身体が整えば自然に自分の身体が治そうと働いてくれるようになります。
その自然に自分で治す力を引き出す。
これが治療の持つ意味です。
明日は鍼灸の勉強会のためお休みです。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
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