タンパク質は巡っている
タンパク質は食べたタンパク質がそのまま身になるわけではないんです。
例えば鶏肉がそのまま筋肉になるわけではないんです。
この図を見てください。
体内で分解・合成するというのを絶えず繰り返しているんです。
また食べて吸収消化し、エネルギーにしたり排泄したりも繰り返してるんです。
他、フリーとして使える資金プールのようないつでも使えるアミノ酸としてアミノ酸プールいうのがあります。
これが滑らかに巡る,リサイクルされるのが理想です。
しかし、タンパク質の代謝には個々に差があります。
そのめぐりが悪いと低タンパクでエネルギーにならなかったり、体の材料になるものが作られないので全身症状が出たりします。
ではなぜそのような差が出てしまうのでしょうか?
・食事の摂取量が少ない
現代はタンパク質よりもパスタやパンなど糖質でお腹がいっぱいになる要素が多いです。
そういう生活習慣もあり低タンパクになりがちです。
理想は体重の1/1000。
60kgの人は60gを1日に摂れると良いですね。
・胃腸や消化の機能が落ちている
タンパク質の代謝には胃酸が必要です。
胃酸がないとタンパク質を分解する酵素であるペプシンが作られないからです。
ストレスがあると胃酸が出ません。
この場合、タンパク質が足りないとしてタンパク質を摂るだけ摂っても未消化のまま終わってしまいますので胃酸が出るように対応していく必要があります。
鍼灸も非常に効果的ですし、薬局にあるリンゴ酢やウルソも良いですね。
またストレスがあるとエネルギーとしてタンパク質を使ってしまうこともタンパク質の代謝の悪さに関わってきます。
ストレスの解消。
人によって対策は色々ありますがそのストレス源から離れることも良いです。
・ミトコンドリア機能の低下
エネルギーを作る工場であるミトコンドリアがお休みをしているとタンパク質を作る工場(小胞体)もお休みをします。
その結果タンパク質が作れない、再合成されないという話になります。
往々にして身体はだるいです。この場合。
マグネシウムや亜鉛やビタミンB群などの摂取も非常に大切な要素です。
タンパク質は巡っています。
この巡りの中での滞りを内容にするのが理想です。
食事の内容はどうか?便通・消化は悪くないか?疲れやすくないか?などなど自身の身体と対話しつつ対応をしていくことが必要となってきますね。
ご予約・ご相談お待ちしております。