昨日のブログ
鍼灸だからできること~その人はなぜ鍼灸を選んだのか??前編~
https://www.sugiyamachiryouin.jp/blog/index.php?itemid=310
に続き、今日は後編です。
一番のお悩みは『肩の違和感』という患者さん
しかし、僕が着目したのは。
夜間の火照りからの不眠
のどの渇き
便が出ない
というところでした。(前編参照)
結論を言いますと現在その点は解消されています。
この訴えを聞くと身体の内部に『熱』があると判断しました。
熱って昇る性質があります。
今の時期でもエアコンをつけると足の方が冷え、上の方が温まってます。
この訴えを聞いても肩も身体の上の症状ですし、のどの渇きも上の症状、上半身の火照りも上の症状です。
また、便通に関していえば便秘は熱を伴います。(下痢でも熱を抜くというものもありますが今回は熱からの便秘です。)
そして、夜間が火照るというのは夜間に身体を冷ます機能が低下しているといえます(東洋医学では陰が不足して、冷ますことができないと考えます。この際は熱が発生します。)
脈を診ても浮いていたり、早く打ちます。
これは熱がある特徴です。
舌を診ても赤く熱がありました。
色々と総合的に判断したら肝経という部分にアプローチすることになりました。
その中でも陰の不足を補う事ができる膝の内側のツボを使いました。
その次にお灸を施したり、鍼を施したりしました。。。
様子をみます・・・・
段階をおって変化が現れました。
まずはよく眠れるようになり。
次はのどの渇きが取れてきて、
時間はかかりながらも身体の火照りがなくなってきました。
肩は気にすれば気になるという程度です。
このように変化が現れてきたわけですがこの方が他の治療法を辞めて鍼灸を選んだのはなぜでしょうか?
それは肩の違和感を訴えていたのにも関わらず。
同時に他に気になっていたような、なかなか他の医療機関では治りにくい症状の改善がみられたというところです。
これは『鍼灸の強み』です。
鍼灸は細く、指でやるよりも深部に到達するからいい!ってのもあるかも知れませんが、それはただ痛いところに刺しているだけの話になります。
スギヤマ治療院でやっているような経絡治療は深刺しはしませんが患者さんの弱くなっている機能を補って患者さん本来が持っている治す力を引き出します。
よって肩だけではなく、その他の症状も同時に治すことができたんです。
このように鍼灸は病院、接骨院では扱ってなさそうな症状にも大変効果的です。
お体のお悩みがございましたら是非鍼灸もお願いいたします。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
ご予約・ご相談お待ちしております。