心の底から食べたくなるのには理由がある
結論
生命の危機を感じるからです。
もともと人は血糖値が高いよりも低いことの方が“危険”なわけです。
なぜなら原始時代にいつ獲物が取れるかわからないわけです。
血糖値を下げるよりも、上げることの方が大切なのです。
つまり、血糖値が下がっている状態。
例えば大切な友人がそうだったとしましょう。
低血糖だからこそ血糖を補給したくなり、糖質制限をしている友人が隠れて甘いものを食べてしまうわけです。
生理的に生命の危機を感じている友人に「それはやめましょう」とは言い難いですし、「食べてしまった、なんてダメなやつなんだろう・・・」と友人は思うかもしれません。
あくまで僕の価値観のフィルターですが「食べちゃダメだよ」は本当の意味で親切なのかなぁ………と思ってしまいます。
そもそもなんであなたの友人は糖質制限をしたくなったのか?
そこに何かしら隠された秘密があるかもしれません。
友人が仮に疲れ切っていたら?
隠れてでも糖質がとりたい
低血糖の状態であることが考えられます。
体は「糖がない!」と悲痛に叫んでいるわけです。
ここでこの図を見ましょう。
これは中村ひろきさんの動画を参照にしたものです。
この糖がない!と悲痛な時は右側のミトコンドリアというエネルギーを作り出す大きい工場がお休みをしているわけです。
よって左側の小さい細胞の工場だけでせっせと小さいエネルギーだけを作るわけです。
ここの工場はすぐにエネルギーが作れますがすぐにエネルギーが無くなってしまいますのですぐに糖が欲しくなるんです。
だから糖を補給したいし、エネルギーがすぐに切れるので慢性的に疲れ切ってたりします。
どんどん糖が欲しい
でもどんどん糖がなくなる
低血糖の状態です。
そんな時血糖値を上げようと頑張っているあなたのご友人の副腎は頑張りすぎて疲れてしまっています。
副腎が疲れてしまうとストレスに対抗するホルモンであるコルチゾールが出ないし、糖新生といって糖をアミノ酸から作り出すことができなくなります。
低血糖から脱出ができません。
そこで次にエネルギーにするのが脂肪酸。
脂肪酸を切り崩します!
慢性的な低血糖症状であるタイプが低中性脂肪であることが多い理由はこれです。
ちなみに僕も低中性脂肪です。
しかし、低血糖症状が深刻なあなたのご友人はエネルギーを作り出すミトコンドリア機能が低下しているので脂肪を削ってもエネルギーにできないという問題があります。次にタンパク質を異化と言ってエネルギーに変えます。
低血糖
副腎の疲労
低中性脂肪
低タンパク
これらがセットになり疲れ切ってしまう傾向にあります。
大切なこと
このような場合
隠れて糖質をとる理由や人によってはどか食いする理由があるはずです。
ベースにあるのは低血糖。
血糖のコントロールと糖質で何をとるのかが大切です。
血糖値がバカ上がりしない芋や栗や生蜂蜜などをチビチビ補食としてとっていただいたり。副腎を癒すためにビタミンCも良いです。
エネルギーに変わるスピードが脂質の中でも早めな中鎖脂肪酸。
ココナッツオイルを湯に溶かして飲んだり。
またタンパク質をとるにしても消化をするのが難しい場合もあるのでアミノ酸をとるのも良いです。
加えて同時にミトコンドリアの機能を回復をさせる必要があります。
そうするといい感じに脂質やタンパク質がエネルギーに変わってきます。
やがて「そういえば甘いものが欲しくて欲しくてしょうがないって無くなったなぁ」と嗜好が変わってきて、思考も変わってきて人生が変わります。
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