妊婦の栄養管理
スタッフの森部です。
お母さんの妊娠中の体重増加が不十分である場合、胎児発育不全(FGR)・低出生体重児となるリスクが高くなります。
近年の過度なダイエット志向により、低出生体重児は増加傾向にあります。
胎児期に長期にわたり低栄養状態にさらされた赤ちゃんは、生活習慣病の素因がつくられ、将来的に発病率がたかくなるという説があります。
特に、2型糖尿病、血液障害との関連が強いとされ、2型糖尿病の発症機序として近年注目されています。
妊娠中の体重増加は、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、難産のリスクが高くなるてめ、体重が増えないようにとの指導がこれまで徹底されてきました。
現在、その指導のあり方が問われています。
戦後から上昇し続けてきた新生児の平均出生体重は1980年から一転して減少しています。赤ちゃんの平均出生体重は1940年代の水準まで逆戻りしているのに、小児肥満は増えています。
次世代以降の日本人の健康を危ぶむ声が高まってきています。
妊娠中の過栄養は問題ですが、低栄養とそれに伴う妊娠中の体重増加不良も問題です。
医師と相談しながら、適切な栄養を摂れるよう心がけてください。
ご予約・ご相談お待ちしております。