腰痛のプチコラムはちょくちょく書かせていただいております。
『腰の変形がすすんでますね~』
『かなり老化がすすんでいますね~』
『だから痛いんですよ!!』
果たしてそうなのか???
今日は骨の変形と腰痛についてみていきます。
骨棘(こつきょく)という骨の一部が棘状に突出したものがでる変形があります。
○でかこわれたところはそうですね。
ここで整形外科以外の科を受診した人たちを対象に調べてみると年齢別ではこのようなデータが出ました。
それによると腰の骨の4番目と5番目の骨棘形成は20代から始まっていて、50代で70%、70代で90%に認められます。
やはり年齢を重ねるごとに変形が起こるのは確かであるといえます。
そうかぁ~。
だからお年寄りは腰痛が多いんだぁ~と思われる方もいるかもしれませんが・・・
このデータをみると。
30代~40代が一番腰痛が多いです。
変形が腰痛の原因であればこのグラフは70代が最多になります。
しかし!!
そうではないということは背骨の形自体の変形は腰痛のダイレクトな原因ではないということがわかりますね。
しかも、整形外科以外の科の人を調べたというところもポイントです。
つまり、骨棘の変形があっても何不自由なく生活している人の方がむしろ多いわけです。
実際に当院で治療を受けられた患者さんでも変形があるといわれながらも治療を継続され、今では調子が良いという方もいらっしゃいます。僕は変形をやすりで整えたりしたわけではありません。
人は良くなる力を持っています。
それを引き出すのが僕の役割です。
諦めずに一度当院で治療を受けてみるのも良いです!!
心からお待ちしております。
※参考文献:長谷川淳史【腰痛は<怒り>である】
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
ご予約・ご相談お待ちしております。