先日の心身条件反射療法研究会で症例報告をさせて頂いた症例です。
フェイスブックに『症例報告しました~』とアップしたところコメントやメッセンジャーで『症例報告楽しみにしていますね』というお声を多数頂戴しましたので早急にアップさせていただきます。
題名
大学に入学してから悩む頭痛(天気頭痛・気象頭痛)
最近ではその関連の本も出されているくらいホットなワードだと思います。
雨が降る前、雨が降りそうな雰囲気がする前になると頭痛がするというものです。
こういった空になると頭痛になるという“一連のパターン”があったりするわけです。
気圧が下がると出るといった方も多いでしょう。
結論からお話をさせて頂きますと、このお話で出てくる方はこの頭痛は解消しました。
またそれ以外の方でも気圧が下がると腰痛になるといった方も改善例はあります。
【患者さん情報】
年齢・性別:20代 女性
職業:大学生
症状:頭痛、吐き気、肩がこる
いつから:2~3年前。大学に入学してから。
けっこうな頻度で頭痛がある。
雨が降りそうな時、雨が降る時は特にひどい。
ご来院のきっかけ:ご家族の紹介。(ご家族の方も頭痛持ちだったが当院の治療を受けられて調子がいいので紹介。この日は付き添い。)
<検査>
頸椎(くび) 反らす動き、左に倒す動き、右にまわす動きで陽性(問題がある)
症状をイメージしてもらうだけでも検査に引っかかります。
<治療>
まずはアクティベータメソッドで治療
頸椎を反らす動き、左に倒す動き、右にまわす動きがこの時点で陰性(問題がなくなった)
特に頸椎を反らす動きに関してはご本人も『さっきまではギギギと音が鳴ってるんじゃないかってくらい動かしにくかったのに今はスムーズです!』と納得。
つまり動きの改善はみられたわけですがまだ頭が痛む時をイメージしてもらうと反応が出ます。
3月から導入している心身条件反射療法で治療を開始。
検査をしていくと曜日や時間が検査で引っかかります。
【水曜日 13時】
ここを引き出しました。
水曜日13時はアルバイトに行く時間だそうです。
この水曜日13時を感情面から治療していくために検査!!
【連帯感】
これが引き出されました。
患者さんが『連帯感ってなんですか?』と尋ねてきましたのでこう僕はお答えしました。
『ん~、人間関係、つながり、対人関係的な。』
(少しの間)
患者さん曰く『水曜日のシフトでかみ合わない人と一緒になる』とのこと。
そこを調整。
症状をイメージしてもバランスが崩れることはありませんでした。
その日はスッキリされた感じで終了しました。
その後、良い状態を定着させるために6日後に治療に来て頂きました。
治療をしてからはそれ以来『頭が痛むことはないです。』という返事がありました。
試しに初回~2回目までで雨が降りそうな日や気圧が下がった日の様子をお聞きしても別に何も不調はなかったとのことでした。
<まとめ>
首の反応に加えて、真の原因ともいえるアルバイト先での対人関係が身体に影響を及ぼさないように変化が出たことが改善につながったといえます。
2~3年お悩みだった症状が取れて良かったです。
付き添いで来ていたご家族の方にも治療内容をご理解いただけたことも大きかったです。
この方の場合はそれで症状が取れました。
同じように悩まれている方も同じかと言ったらそうではありません。
当院の治療はその人その人の持つバックボーンを引き出し対応していくオーダーメイドな治療です。
数年来の症状でお悩みの方はぜひお試しくださいませ。
ご予約の際は『ブログ見ました』とお伝えください。
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