先日腰痛でいらっしゃった方。
腰痛 陸上短距離 10代男性 症例報告(9月23日更新)
その続編。
あらすじをお話していくと。
どこにいっても腰痛に変化がなかったが当院の治療で2回で腰痛は良くなった。
そして、信頼関係が築けてきたのであろうか、彼の口から『実はシンスプリントなんです。』という言葉を聞くこととなる。
今日はここから。
シンスプリント
この画像にもあるように脛骨という骨の下部が走ったり、飛んだりすると痛みが出るもの。
僕もアメリカンフットボールを始めて、スパイクを履き始めた時に経験があります。
ズキンズキンし、日常生活でもじわじわと痛みが生じます。
現在はありませんが当時はけっこう嫌な思いをしました。
これはおごりでもなんでもないのですが時にこういったお悩みの方がいらっしゃると『今の自分があの時にいたら、あの頃の自分や自分の仲間たちはもっと楽な思いを出来ただろうな』と思うことがあります。
なんか自分に投影してしまいます。
さて、治療でスネ。
どんな時に嫌なのかをお聞きすると。
『走っている時。』
その場で踏み込んでもらっても痛みが出ます。
触るとやんわりと熱いです。
10段階評価で表すと本人の自覚は8です。
体の中に聞いていくと7です。
【初回】
踏み込んだ時。
走っている時のイメージや症状のイメージで反応が出ます。
先ほども言ったように本人の自覚は8.体の中に聞いていくと7という評価。
アクティベータとエピソード記憶というもので対応。
エピソード記憶とは患者さんが経験したことを映像的に記憶している場合を示すのですが。
過去の治らずにお悩みの自分→治ってお悩みが解消されている自分に書き換えを行います。
すると本人の自覚は6、しかし体の中に聞いていくと2になりました。
その日はそれで終了。
【2回目】
まだあるけれど最初よりいくぶんよい。
本人の自覚は6.体の中に聞いていっても6でした。
今回もアクティベータとエピソード記憶で対応。
若干幹部が熱いので熱を取る意味で知熱灸というおきゅうをしました。
本人の自覚は4.体の中に聞いていくと1になりました。
まだ不安があるので自己評価が辛口になるけれど前向きだそうです。
【3回目】
本人の自覚は2まで下がりました。
反応がでたのは左側の下肢を頭方に負荷をかけた時。
今回はアクティベータと幹部のお灸で対応。
本人の自覚は0.体の中に聞いていっても0となりました。
【その後】
3回目が終わり、4度目の治療前にお聞きしたところ。
3回目の治療後すぐに試合があったようなのですがシンスプリントも腰痛も気にならず試合に挑めたようです。
現在は再発を防止する目的で通院されております。
もうかれこれ数年前ですが本当に自分が嫌な思いをしたシンスプリントというもの。
僕ではないのですが治療を通じてそれを乗り越えて下さった方がいて自分でもひとつ何かを乗り越えられたような心境になりました。
シンスプリントは陸上だけではなく、どのようなスポーツでもありえますのでお悩みの方は一度ご相談ください。
僕はあなたの味方です。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
ご予約・ご相談お待ちしております。