未来の光になる
5月24日〜26日に宮城県仙台市で開催された全日本鍼灸学会宮城大会に参加してきました。
私が発表するのは5月26日(日)9:36
「鍼灸治療が著効した機能性ディスペプシア患者の1症例」という症例発表です。
出発の時
セントレアからPeachを使い、仙台に旅立ちます。
私のこだわりとして登壇しない日はラフです。
学会ってラフな格好でも行っていいんだと同じ鍼灸師さんにフェスに行くような、野球場に行くような、コミケに行くような自分の推し事に行くくらいの感覚で行っちゃおうぜという思いを伝えたくてそうしてます。
仙台着
中日ではなくドジャースの帽子で行ったのが間違ってるんじゃないかってくらい。
楽天戦士がお出迎え。
そして飛行機内は機内モードでしたので見れなかったスマホを開くとアチーブメントの前田さんから仙台の情報が色々と入ってきました。
1月に取った飛行機の到着時刻は12:00。
見たいと思っていた金子聡一郎先生の発表は14:00。
時間があるし、前田さんの情報を無碍にはできないのでこれは行くしかない。
ということで麦酒と三陸の旨い魚のお寿司を食べました。
ネタの厚みが違います。
会場へ
今年の全日本鍼灸学会学術大会の会場は仙台の国際センター
荒川静香さんと羽生結弦さんがお出迎えしてくれます。
元々、国際センターのすぐそばにある五色沼という池ですかね。
そこがフィギュアスケートの発祥の地でもあり、お二人の地元ということもありお出迎えしてくれます。
この看板の前でみんな写真を撮ります。
いよいよ学会だ〜。
でも、電車結構時間かかったし寿司屋でくつろぎすぎたので急がねばと急ぐ私。
金子聡一郎先生
松浦悠人先生
いつも私たちの発表を指導してくださる先生方の発表を間近で見ました。
これら全て英語で書かれています。
発表も英語、質疑応答も英語。
めちゃめちゃかっこよかったです。
すごくお忙しい中、指導もしてくださり感謝しかありません。
チーム
先ほど”私たち”の発表と書いたのですが今回、このメンバーで発表をしました。
傾聴などを学ぶオンラインサロンここちめいど。
主催者は後列左から3番目の米倉まなさん
そのここちめいどでは傾聴”など”の”など”の部分が非常に肉厚でして本当に色々と学んでます。
傾聴だけではなく、メンタルのお悩みやそれぞれが学んできたことのシェアや日常の気づきやお悩みなども話しやすい非常に安心安全空間です。
ここちめいどというチームで絆深く学会発表を行いました。
学会発表も”など”のひとつです。
さらに”など”
鍼灸学会の楽しいひとこま。
こういったオフ会もします。
この取り組みは予約を取るところからスケジューリングのプロもいるので強みが活かされます。
ちなみに日進医療器株式会社の部長とは普段野球の話だけで一切鍼灸の話をしないのですが、唯一このここちめいどの取り組みに関して話をしました。
「ここちめいどの取り組みは素晴らしいですね。こういった学会の場でしっかりされてて、SNSの活動もしっかりされてて、緩急があってね。そんでね、杉山先生、緩急といえば。。。(野球の話に戻る)」
鍼灸業界でも取り組みが評価されています。
私の発表
さて、私はというとですね。
登壇の時はこうやってスーツを着ます。
1年に1回しか着ないので1年ぶりですが空手の影響で肩周りがフィットしてウェストがガバガバでした。
「鍼灸治療が著効した機能性ディスペプシア患者の1症例」を発表。
病院では検査をしても何も異常がない、けれど鳩尾の痛みや食後のお腹のお悩みを抱える機能性ディスペプシア。
実際に鍼灸施術をしてどのような変化が見られたのかをGSRSという質問票を用いて数値化、グラフ化して発表しました。
話している途中でフロアを見るとうなづいている人がいて、嬉しく、質疑応答も含め本当に楽しい12分間でした。
機能性ディスペプシアとメンタルと鍼灸
本当に相性がいいです。
学べば学ぶほど可能性しか感じません。
最後に座長さんにも今、自分が課題としていることを相談でき、学会ならではの関わりも出来ました。
祭りのあと
昨年の神戸大会から以前から付き合いのある岩澤くんとご当地グルメを味わうのが楽しみのひとつとなっています。
仙台で鍼灸院を営む癒鍼(ゆしん)の小泉先生のおすすめ伊達の牛タン本店へ
ぶっちゃけ、いつも焼肉屋で食べてる牛タンが偽物かと思うくらいの厚み。
これがまたプルンプルンしていて尚且つすぐ歯で切れます。
最高に美味しかったです。
これはもう仙台行って牛タン食ったことがあるって自慢出来ます!
独眼竜と仙台
次の仲間の発表まで時間があるのでひとり観光へ
これはよく見たことがある人もいるかもしれません。
独眼竜伊達政宗。
国際センターから一山登るとあります。
ここは行ってみたかったのでもう満足です。
そこの山から仙台市内が一望できます。
昨年の神戸も今年の仙台も震災から復興してきた街。
考えすぎかもですが共に頑張ろうと言われているような気持ちでした。
最後に
学会発表の筆頭演者となるのは今回で2回目。
半年以上前から準備を開始して、論文を読み、根拠を裏付け、気づきを得る。
資料に興し、修正を繰り返す。
本当に勉強になります。
やってくうちに思うのが自分の発表は微力かもしれないけれどその発表があることで直接的ではないにしろ巡り巡って、誰か困っている人にたどり着き、その人の人生を大きく変えるかもしれないということ。
自分の発表が誰かの光になれば幸いです。
電車と違って飛行機ってなんか出発の時は寂しい。
開業前、鍼灸をやってこなかったこと。
開業してから今まで鍼灸をやってこなかったからめちゃめちゃ苦労したこと。
これだ!という治療方法である整動鍼に出会えたこと。
自分の人生の使命willが内発的に出てきた米倉まなさんとの出会い。
コロナ禍にメンタル疾患の方がいらして勉強しようと思い、入ったここちめいど。
そして、チームの一員として学会発表を終えて思うのは、今までの全てのことは繋がっている。
全ては無駄なことはひとつもなかった。
だからこそ今までの全てのことに感謝します。
そんな思いを持って夕陽が差す中、仙台の地を後にしました。
来年は名古屋。
再び挑戦します!
ご予約・ご相談お待ちしております。