10月8日更新
これが大変好評でして、楽しみにしていた皆様お待たせいたしました。
今日は動きを見ていきたいと思います。
顎関節は前回の図をおさらいしてみるとこういった形です。
関節は関節突起と関節窩と呼ばれるものがあります。
電球とソケットの関係を思い出してもらえると分かりやすいです。
電球が関節突起、ソケットが関節窩に該当します。
いくつかその関係には種類があります。
その種類によってたくさん動くものもあれば動きに限りがあるものもあります。
ではこの顎関節はどんな関節の種類をしているのかというと。
『蝶番関節(ちょうばんかんせつ)』という種類になります。
別名を『ちょうつがい関節』とも呼ばれています。
ホームセンターなどでよく見ますし、皆さんのドアにもありますね。
つまり、顎関節はドアのように開閉の動きをする関節であるといえます。
以下、顎関節の動きを示した図です。
これはアクティベータ・メソッド第二版です。
顎関節の動きが描いてあるのですが蝶番と違う点があります。
ドアを開いてもドア自体はその位置にあります。
ドアを開いたらどのドアがビューんとちょうつがいから離れてくることはありませんね。
しかし、顎関節に関しては顎を開くと下あごが前方に平行移動をしてくるという点です。
その際に、クッションの役割をする関節円板は変形をして関節円板自体も動きます。
よって、
正常な咀嚼という噛む動きをする際には関節円板の変形がたえず繰り返されている!
とともに!!
関節円板を適切な位置にキープするために筋肉の協調的な働きが不可欠であるといえます!
つまり、まとめます。
普段何気なくやっている咀嚼という噛む動作には関節のクッションである関節円板の変形とそれを正しい位置に保つべくして筋肉が酷使され続けているというわけである!!
はい。
次は顎関節の機能障害である顎関節症について見ていきたいと思います。
スギヤマ治療院~古道院~杉山英照
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